東京富士美術館企画「世界遺産 大シルクロード展」が東北歴史博物館で開幕 6月9日まで

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「大シルクロード展」宮城展の開幕式で中華人民共和国駐新潟総領事館の崔為磊総領事(右から4人目)らがテープカット(東北歴史博物館で)

  

東京富士美術館の企画による「世界遺産 大シルクロード展」の宮城展(主催=東北歴史博物館、中国文物交流中心、河北新報社、東日本放送)の開幕式が2024年4月8日、宮城県多賀城市の東北歴史博物館で行われた。
 
東京、福岡に次いでの開催となった同展では、中国の主要博物館や研究機関が所蔵する、一級文物44点を含む、約200点が展示される。
 
古代の文化の息吹を伝える高度な工芸品、中国と日本が深く交流を重ねた唐時代の物品を出展。また、仏教経典の写本などを通じて、インド、中国を経て日本に仏教が伝来した歴史を学ぶことができる。

  

「鳳首杯」 8世紀 高さ6・9センチ 陝西歴史博物館蔵 一級文物

  

開幕式では、主催者を代表して中国文物交流中心の周宇副主任が、中日友好と文化交流の歴史に新たなページを加える機会にと期待を寄せた。
 
宮城県の村井知事、中華人民共和国駐新潟総領事館の崔為磊総領事、公益財団法人日中友好会館・中国代表理事の黄星原氏、多賀城市の深谷晃祐市長が祝辞を述べた。

  

【案内】
 
一般公開は、4月9日(火)から6月9日(日)まで。
開館時間は午前9時半から午後5時(発券は午後4時半まで)。
休館日は毎週月曜日。
〈4月29日・5月6日は開館、4月30日(火)・5月7日(火)は休館〉。