イタリア「生の継承」展がリボルノ市で

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市長らがあいさつ 環境問題へ行動の変革促す

  

「生の継承」展の見学の様子。地元の学校の生徒らをはじめとした、多くの市民が訪れた(トスカーナ州・リボルノ市の地中海歴史自然博物館で)

  

イタリア創価学会が企画・制作した環境展示「生の継承」展が2024年3月23日から4月8日まで、トスカーナ州・リボルノ市内で開催され、約1200人が来場した。

イタリア創価学会は、2020年から、SDGs(持続可能な開発目標)の達成へ、「私が変われば、世界が変わる」と題し、環境問題の意識啓発を目的とした運動を実施。同展は21年に、同国・エコロジー移行省の協賛を得て企画された。

「生の継承」展の内容は、池田大作先生が12年に発表した環境提言「持続可能な地球社会への大道」をもとに構成。一人一人の行動の変革が、地球の未来に希望をもたらす一歩になると訴えている。

3月23日に行われた開幕式には、地元有識者を含む160人が参加。地中海歴史自然博物館のアンナ・ロセッリ館長、「私が変われば、世界が変わる」委員会のビアンキ事務局長があいさつした。

リボルノ市のルカ・サルベッティ市長は「市民が自発的に環境問題を考えることを促す、素晴らしい展示です」と感想を述べた。

「生の継承」展の運営に携わったスタッフから、次の声が寄せられた。

「この企画に携われることに喜びを感じています。これからも、平和・教育・文化を推進する運動に挑戦していきます」

  

開幕式では「私が変われば、世界が変わる」委員会のフランチーニ委員長(中央左)とリボルノ市のサルベッティ市長(同右)がテープカットを行った