国際法学者・ナンダ博士と池田先生の対談集のフランス語版が発刊

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フランス・アルマッタン社刊

  

ナンダ博士と池田先生の対談集『インドの精神』のフランス語版

  

世界的に著名な国際法学者のベッド・ナンダ博士と、池田大作先生の対談集『インドの精神――仏教とヒンズー教』のフランス語版(タイトルは『我々の築くべき世界』)が、フランスの大手出版社であるアルマッタン社から発刊された。英語に続き、海外2言語目の出版となる。
 
ナンダ博士は、米デンバー大学の教授・副学長、世界法律家協会会長などの要職を歴任。国際法の研究に取り組みつつ、人権や難民問題の解決に情熱を燃やし、核兵器の使用や威嚇の違法性の是非を問う「世界法廷プロジェクト」などに尽力した。
 
1994年に池田先生と初会見。96年6月には、デンバー大学が先生に「名誉教育学博士号」を授与した。式典の前日に先生はナンダ博士の自宅を訪問して懇談するなど、二人は幾重にも友情を重ねてきた。

  

池田先生とナンダ博士㊧の対談(1997年9月、東京・新宿区内で)。対談集で博士は“SGIは、さまざまな宗教的・文化的背景をもつ人々の融和のために、いかに貢献ができるかを世界に示した”と

  

二人の語らいが結実した対談集には、両氏の体験に基づいた平和への思いや、ヒンズー教と仏教の視点から見た宗教的生き方、教育の役割、国際社会におけるNGO(非政府組織)の重要性などの幅広い話題がつづられている。
 
中でも、“宗教が社会に、どのような貢献をなすか”が本書の核心的なテーマの一つ。

先生は「人間の善性を薫発し、人間と人間を結びゆく宗教の精神性が、国際社会において、今ほど要請されている時代はない」と強調。ナンダ博士は「宗教・精神性は、個人には導きの光となり、社会を豊かにするための精神的な基盤ともなる」と述べている。