SGIなどが主催 国連で人権教育と青年巡る行事

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SGI国連事務所のエリザ・ガゾッティ氏(左端)らが進行を務め、ニューヨークの国連本部で行われた行事


SGI(創価学会インタナショナル)とアムネスティ・インターナショナル、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)が共同主催するイベントが2024年4月17日、ニューヨークの国連本部で行われた。

国連経済社会理事会のユースフォーラムの関連行事として開かれたもの。平和で包摂性のある社会の構築へ、人権教育と青年をテーマに議論を交わした。

国連は現在、「人権教育のための世界プログラム」を実施しており、青年に対する人権教育の推進が、目下の焦点となっている。その後押しをするべく、今回の行事を主催した3団体は、人権教育に取り組む青年教育者に迫るドキュメンタリー映像「チェンジメーカー」を制作した。

イベントでは、アムネスティ・インターナショナルのケイト・モリアーティ氏が同映像の概要を紹介。若者が各地で変革の主体者となっていくことに期待を寄せた。

続いて、同映像に登場する2人の青年が登壇し、孤立したコミュニティー、とりわけ暴力にさらされた背景を持つ若者や子どもがさらなる搾取等を避けるには、人権の知識を得る必要があると強調。また、青年や子どものオンライン上の性被害が深刻化する要因の一つにジェンダーや性に関する偏見と差別意識があり、人権教育が重要な役割を担うことなどを指摘した。

  

専門家会合にはユース担当国連事務次長補のフェリペ・ポーリエ氏㊨も参加した


18、19の両日には、「人権教育のための世界プログラム」の第5段階に関する専門家会合がOHCHRの主催で行われ、SGIの代表が出席した。