ローマ文化会館でイタリア創価学会が総会を開催 全国319会場に配信

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仲良きスクラムで希望の未来を開くことを約し合ったイタリア創価学会の総会。会場は終始、広布への情熱に包まれて(ローマ文化会館で)

  

イタリア創価学会の第1回総会が2024年5月8日夜(現地時間)、ローマ文化会館で開催された。これには欧州訪問団の原田会長、永石女性部長、清水SGI(創価学会インタナショナル)事務総局長らが、イタリア全土から集った代表と共に出席。全国319会場に配信され、1万人を超える友が参加した。

池田大作先生の逝去後、初めて迎えた「5・3」。そして、最後となった先生の8度目のイタリア訪問(1994年)から30周年となる節目に当たり、同国の友は新生の決意を込め、今回の総会を「第1回」と定めた。

  

青年部・未来部の友が「青年よ広布の山を登れ」を合唱(ローマ文化会館で)

  

三代会長への顕彰、インテーサ(宗教協約)の発効

  

イタリア創価学会は本年、新体制となった青年部を先頭に、小説『新・人間革命』を研さんしながら弘教拡大に全力。各地での青年の集いには友人も多く訪れ、その数は実に会合参加者の4割にのぼる。6月には全土で婦人部総会を実施予定。壮年部メンバーの社会での活躍も光る。
 
イタリアでは、国民の約8割がカトリックを信仰する。その中にあって創価学会は現在、イスラム、プロテスタントに次ぐ規模に発展。仏法の人間主義を基調に、471支部・1246地区の陣容で社会の繁栄と平和の建設に尽くす。
 
2011年からは核兵器廃絶運動「センツァトミカ(核兵器はいらない)」を推進。これまで国内外の約80会場で行った核兵器廃絶展には、36万人以上が来場した。
 
21年には、池田先生の提言をもとに企画・制作した環境展示「生の継承」をスタート。各地の開幕式には、市長ら来賓も多数出席している。
 
イタリア社会に広がる学会への理解と共感の輪。国内には創価の三代会長の名を冠した通りや公園などが誕生し、先生に国家勲章をはじめ、名誉学術称号や名誉市民称号などが数多く贈られてきた。

  

堂々たる社会貢献のスクラムを築き上げたイタリアの友。“我らは永遠に池田先生と共に!”――師弟に生き抜く誓いに燃えて(ローマ文化会館で)

  

世界一の師匠を「良き市民」「良き国民」の範として、社会に貢献し、国家から絶大な信頼を勝ち得てきたイタリアの友。その最大の実証が、イタリア創価学会とイタリア共和国政府との間で締結したインテーサ(宗教協約)だ。
 
これは、共和国憲法第8条に基づいた、国家と宗教団体が結ぶ法的な取り決めで、国家が認めた特定の宗教団体に、一定の権利や特典が保障されるもの。
 
上下両院の満場一致による可決・承認を経て大統領により発布され、16年に正式に発効となった。
 
学会のイタリア文化会館で行われた調印式(15年)には、当時のレンツィ首相が出席。その模様は国営テレビで全土に放映され、首相は創価の平和・文化・教育運動への信頼を語るとともに、良き市民の育成などに尽力する池田先生の信念に共感を示した。

  

総会に向け、人間革命の挑戦を貫いた参加者の顔には、歓喜と勝利の笑みが輝く(ローマ文化会館で)

  

総会では、イタリアのルッリ男子部長が、創価家族の絆を支えに、強き祈りと勇気の行動で使命の道を切り開いた信仰体験を発表。
 
ソレッリ婦人部長のあいさつに続き、イタリア創価学会のアプレア会長が、団結固く折伏の大波を起こそうと呼びかけた。永石女性部長は、師弟不二の心で広布拡大と人間革命の証しを打ち立てようと語った。
 
原田会長は、師匠との原点を胸に勝利し続けるイタリアの同志を称賛しつつ、池田門下の前進こそ、世界平和と人類の宿命転換を実現しゆく力であると強調。小説『人間革命』『新・人間革命』を学び抜いて師弟の道の真実を魂に刻み、広布を阻む一切の障魔を退けながら、今を勝ち、未来を開こうと訴えた。