訪中団がウルムチで交流 馬興瑞新疆ウイグル自治区党委書記と会見

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友好の舞台はシルクロードへ

  

馬自治区党委員会書記が訪中団の代表一人一人と握手を交わし、新疆来訪を歓迎(新疆迎賓館で)

  

創価学会代表訪中団は2024年5月29日午後、新疆ウイグル自治区の首府・ウルムチ市に到着。団長の谷川主任副会長ら一行は翌30日午前11時30分(現地時間)から、馬興瑞自治区党委員会書記と約1時間にわたり新疆迎賓館で会見した。
 
馬党委書記は広東省長などを歴任。中国共産党中央政治局委員を務める。

  

  

5月30日は池田大作先生が50年前、深圳に初訪中をしるした日。谷川団長が、その第一歩はまさに、この会見が行われている午前11時50分だったと紹介すると、馬党委書記は、中日友好協力の発展には民間の力が重要であり、代表訪中団の新疆訪問を心から歓迎したいと応じた。

  

党委書記「中日友好の未来へ新疆との民間交流の強化を」

  

谷川団長が、中国は日本にとって文化大恩の国であり、とりわけ新疆は仏教東漸の道となったシルクロードの要衝地で、池田先生に数々の名誉称号を贈るなど、学会に縁の深い地域であると紹介。今回の青年交流を契機に一層の民間交流を進めたいと語った。
 
馬党委書記は、世々代々の中日友好の重要性は全く同じ思いであるとし、教育、学術、歴史、芸術などの分野で、新疆と日本は幅広く、地に足の着いた実務的交流が可能であると強調。こうした分野で創価学会とより深く、密接な交流を行いたいと述べた。

  

高層ビルが立ち並び、中央アジアと結ぶ要衝として急速に都市開発が進むウルムチの街並み

  

カイサル自治区副主席も歓迎

  

カイサル自治区副主席(中央)らが訪中団の一行を歓迎した(29日、ウルムチ市内で)

  

代表訪中団は29日午後、カイサル・アブドケリム自治区副主席にウルムチ市内で歓迎を受けた。
 
新疆の風習や社会制度、日本との人的往来などを話題に懇談。団員一人一人とあいさつを交わした副主席に、谷川団長は、青年が次の50年の友好を開くスタートにしたいと感謝した。中日友好協会の王占起副秘書長、ムバラク・ムガイティ自治区外事弁公室副主任らが同席した。