群馬で全国人間教育実践報告大会 県知事ら多数の来賓が出席

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本年、池田先生の教育所感発表40周年

  

子どもの幸福に尽くすことこそ、教育の使命――清新な誓いにあふれた全国実践報告大会。創価の人間教育が社会の未来を照らしゆく(高崎市の群馬音楽センターで)

  

第44回「全国人間教育実践報告大会」(主催=創価学会教育本部、後援=上毛新聞、群馬テレビ、FM GUNMA、牧口記念教育基金会)が2024年6月23日、群馬・高崎市の群馬音楽センターで開催された。これには群馬県の山本一太知事をはじめ、県内の市町村長や教育長ら多数の来賓が出席した。

2024年は、池田大作先生の「教育の目指すべき道――私の所感」(教育所感)の発表(1984年)から40周年の節目を刻む。池田先生は所感の中で、教師が教育現場での出来事をつづる「教育実践記録運動」を提案。「具体的な教育実践の中で、新たな青少年観、成長発達観を練り上げ、皆さまの手で今日的な教育理論を構築していっていただきたい」と呼びかけた。

以来40年、教育本部の同志は深き祈りを根本に、子どもの幸福に尽くす奮闘を「実践記録」としてとどめてきた。その記録は累計で17万9千事例にのぼり、積み重ねてきた人間教育の足跡を、広く社会へ発信する場が実践報告大会である。

今大会は、「『教育のための社会』へ――太陽の励ましで 羽ばたけ未来へ 宝の子どもたち」をテーマに実施。山本県知事が「教育の目的は子どもの幸福」との創価教育の理念に共感を寄せ、誰一人取り残さない社会の実現へ、共に進みたいと述べた。

続いて、教育本部の代表の友が教育実践を発表した。

小池さん(群馬・小学校教諭)は、病院の院内学級で病と向き合う子どもに寄り添い、学びを通して希望を広げる模様を報告。

椿さん(神奈川・高校教諭)は、聴覚障がいがありながらも、さまざまな方法で子どもと信頼を結んできた挑戦を発表した。

松本さん(福岡・高等専修学校校長)は、生徒のありのままを受け入れ、子どもの居場所づくりに取り組む様子を語った。

  

  

次いで、群馬の青年教育者らと音楽隊・群馬吹奏楽団による「青年よ広布の山を登れ」の合唱・演奏が披露された。

講評に立った群馬県公立大学法人の高田理事長は、子どもと心を通わせる実践に深い共感を示し、未来を担う人材を育んでほしいと期待を寄せた。

小島教育本部長、牧口記念教育基金会の岡部理事長、中井関東長があいさつした。