全国青年教育者実践報告大会 池田先生の「教育所感」発表40周年

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神奈川池田記念講堂で

  

多くの友人も参加した全国青年教育者実践報告大会。若き教育本部のメンバーで結成された「神奈川サンシャイン合唱団」が力強い歌声を響かせた(神奈川池田記念講堂で)

  

第6回「全国青年教育者実践報告大会」(主催=創価学会教育本部・青年教育者委員会)が2024年8月25日、横浜市の神奈川池田記念講堂で開催された。
 
2024年8月で、池田大作先生の「教育の目指すべき道――私の所感」(教育所感)発表から、40年の意義深き節目となる。
 
1984年8月24日に発表された所感の中で先生は、教師が教育現場での出来事をつづる「教育実践記録運動」を提案。以来、教育本部の友は17万9千事例もの実践記録を積み重ね、広く社会へ発信する場として、各地で実践報告大会を行ってきた。
 
「全国青年教育者実践報告大会」は2017年の初開催以来、青年世代に実践記録の英知を発信することを目的に開かれている。
 
かつて池田先生は青年教育者の集いで、創価の師弟が「子どもの幸福」に尽くしてきた歴史に触れ、励ましを送った。
 
その中で、初代会長・牧口常三郎先生と第2代会長・戸田城聖先生が関東大震災や世界恐慌などの苦難に屈せず、『創価教育学体系』の発刊を成し遂げた史実を紹介し、呼びかけた。
 
「最も大変な時に、最も偉大な凱歌を、創価の師弟は轟かせたのです」――と。
 
子どもを取り巻く教育現場は今、複雑かつ深刻な状態に置かれている。創価三代の師弟が貫いた教育の聖業に連なる誇りを胸に、子どもの幸福を眼目とした人間教育の挑戦を続ける青年教育者の使命は、いや増して大きい。
 
今回の大会は「あなたは宝! ともに創ろう輝く未来を!」とのテーマを掲げて実施された。
 
川上青年教育者委員長が深き祈りを根本に、師の指針を抱きしめながら現実の課題に挑もうと訴えた。
 
上田さん(神奈川・小学校教諭)、松岡さん(神奈川・高校教諭)、前田さん(青森・中学校教諭)が自身の教育実践を発表した。
 
青年教育者の有志が合唱を披露し、小島教育本部長、山崎東海道長があいさつした。