ペッチェイ博士についてつづった池田先生のエッセーがローマクラブのウェブサイトに掲載

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池田先生のエッセーが掲載されたローマクラブのウェブサイト

  

世界的なシンクタンクである「ローマクラブ」の創立者アウレリオ・ペッチェイ博士について池田大作先生がつづったエッセー(英文)が、このほど同クラブのウェブサイトに掲載された。
 
エッセーは2000年に聖教新聞に掲載されたもので、『地球市民の讃歌――世界の指導者と語るⅡ』に収録されている。ウェブサイトには池田先生がクラブの名誉会員を務め、ペッチェイ博士との対談集『21世紀への警鐘』が多くの言語に翻訳されていることなども紹介されている。
 
博士は1908年、イタリア生まれ。第2次世界大戦中、ファシズムに対する抵抗運動に身を投じて逮捕され11カ月の獄中生活を送った。戦後は実業家として手腕を発揮。70年にローマクラブを設立し、飽くなき経済成長に突き進む社会に警鐘を鳴らし、人間自身の革命を訴えた。
 
エッセーの中で先生は、博士の人柄や生い立ちに触れつつ、その信念を象徴する博士の言葉を紹介している。
 
「人類は、これまでに産業革命、科学革命、テクノロジー革命と『三つの革命』を経験してきました。これらは、どれも『人間の外側の革命』でした。しかし、それらを何のために、どのように使うべきなのか。その英知は、まったく未開発のままです。驚くほど何でも知っている人類が、自分たちがどう行動すべきかについては、驚くほど無知なのです。技術は進歩しても、文化的には化石のように進歩が止まっている。そのギャップを埋めるために、必要なのは『人間精神のルネサンス』です。『人間自身の革命』です」
 

  

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