各地の代表が集い広島で「青年不戦サミット」が開幕

公開日:

被爆講話など行う

  

各地から代表が集った青年不戦サミット。平和運動についての意見交換や活発なディスカッションも実施された(広島池田平和記念会館で)

  

「青年不戦サミット(第33回青年平和連絡協議会)」が2024年9月21日、広島池田平和記念会館で開幕した。

これは池田大作先生の提案で1989年に広島・長崎・沖縄の代表による「3県平和サミット」として始まったもので、平和運動の現状と展望を議論してきた。2015年に「青年不戦サミット」に改称し、17年から全国の代表が参加している。

サミットでは、広島で被爆した宇佐美節子さんによる被爆講話を聴講。宇佐美さんは、青年の力で核兵器なき世界を実現してほしいと訴えた。

第33回青年平和連絡協議会では、南青年平和会議議長、池田華陽会の高橋書記長があいさつ。沖縄、長崎、広島と、学生平和会議の代表が取り組みを報告した。次いでジャーナリストの小山美砂さんが講演し、いまだに続く日本や世界の核被害を巡る補償問題の現状を概説。核被害者に対する補償や環境改善を共に後押ししていきたいと述べた。

  

参加者が宇佐美節子さんの被爆講話を聴講(同)