核なき世界へ共に行動を 広島での「青年不戦サミット」が閉幕

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青年不戦サミットの一環で行われた「広島学講座」。広島平和記念資料館の石田館長が講演した(広島市内で)

  

各地の青年の代表が出席して広島で開催された「青年不戦サミット」が2024年9月22日、2日間の行程を終え、閉幕した。
 
2日目の22日、参加者は広島市内の平和記念公園を訪問した。広島平和記念資料館を見学した後、全員で原爆死没者慰霊碑に献花。恒久平和と核兵器なき世界実現の誓いを込めて祈りをささげた。
 
続いて、ピースボランティアの案内で原爆ドームや原爆の子の像、韓国人原爆犠牲者慰霊碑などを巡り、一発の核兵器がもたらす被害の実相を心に刻んだ。
 
その後、第198回「広島学講座」が広島平和記念資料館で行われた。東北青年平和会議の水林議長、京都女性平和委員会ユース会議の平田議長による活動報告に続いて、同資料館の石田館長が講演した。
 
石田館長は核兵器の実相と被爆者の声を国内外、また未来の世代に伝えていくために資料館が積み重ねてきた取り組みを紹介。核なき世界を願う一人一人の思いと行動を結び、核兵器廃絶への道を開いていきたいと訴えた。
 
女性平和委員会ユース会議の小松議長があいさつした。

  

サミット参加者が原爆死没者慰霊碑に献花

  

参加者が恒久平和と核兵器廃絶の誓いを胸に

  

広島平和記念資料館で被爆の実相を学ぶ