2024.12.06
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ローマクラブと学会などが主催してイギリスのタプロー・コートで平和イベント
公開日:
「人間革命」の哲学を巡って講演やパネルディスカッションを実施
世界的なシンクタンクである「ローマクラブ」と創価学会などが主催するイベント「今こそ『人間革命』の時!――内面の変革と学び合いで行動を巻き起こそう」が2024年10月8、9の両日(現地時間)、イギリスの首都ロンドン郊外のタプロー・コート総合文化センターで開催された。
これは、8月にスタートしたローマクラブと創価学会による協働プロジェクトの一環として開かれたもの。世界各地から学者や専門家、教育者、NGO、青年の代表が参加し、「平和構築における人間革命の必要性」などをテーマに、講演やパネルディスカッションを行った。
2024年は、ローマクラブの創設者アウレリオ・ペッチェイ博士と池田大作先生の対談集『21世紀への警鐘』の発刊から40年。また、同クラブによる報告書『限界なき学習――ローマ・クラブ第6レポート』の出版から45年に当たる。池田先生とペッチェイ博士は5度にわたる語らいを通し、生命そのものの変革、すなわち「人間革命」こそが平和で持続可能な社会を築く鍵であるという共通の理解に達した。
8日の開幕イベントでは、イギリスSGI(創価学会インタナショナル)のマーチャント理事長などに続き、SGIのハラップ欧州共同議長があいさつ。異なる文化や宗教的背景を持つ先生と博士が、人類共通の課題に対して対話で解決の道を見いだしたことに言及し、その精神と行動を模範にしていきたいと述べた。
イタリアの核兵器廃絶運動「センツァトミカ(核兵器はいらない)」のアリーチェ・フェラリオ氏など、3人の代表がプレゼンテーションを行った。
9日の会合は、オンラインで各地を結んで開催。プリチャード欧州共同議長が、一人一人の内面的変化を促す「人間革命」が、社会や環境を根本から変革していくと語った。
続いて、ローマクラブのカルロス・アルバレス事務局長が基調講演。氏は、ペッチェイ博士が数々の機会を通じて発信したのは、決して悲観的な未来予測ではなく、困難を乗り越えるための探究心の重要性であり、希望のメッセージだったと強調。自他共に幸福を追求できる社会の実現には「人間革命」が必要であると訴えた。
また、学識者や青年の代表による世代を超えたパネルディスカッションが実施され、活発な議論を交わした。
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