2025.01.10
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池田先生の訪問30周年を記念するタイ総会
公開日:
原田会長が南アジアの代表と出席
バンノ最高会議議長が誕生
池田大作先生の6度目のタイ訪問(1994年2月)から30年を記念するタイ創価学会の総会が2004年12月8日、バンコク近郊のタイ本部で開催された。
これには、原田会長が清水SGI(創価学会インタナショナル)副理事長やシンガポール、インド、マレーシアの代表と共に出席した。席上、新任人事が発表され、タイ創価学会の最高会議議長にカズヒコ・バンノ氏が就任し、前任のソムサック・リキットジャリヤーノン氏は顧問会議の議長となった。
総会の会場となったのは、1994年2月6日に池田先生を迎えて第1回総会が行われたタイ本部である。
30年前、先生は“幸福な人生とは何か”に言及。「ロケットのように、悩みの雲を突きぬけて、ぐんぐん上昇していく。生き生きと、限りなく向上していく。幸福の大空を遊戯していく。そのための噴射力が信心である」と語り、“生きていること自体が楽しい”という境涯を開くために信心はあると訴えた。
「一般的にタイで仏教というと静寂を求めるイメージがあります。先生が示した“どんな悩みも幸福へと転換していくダイナミックな日蓮仏法の生き方”は、タイの同志の宗教観・幸福観を大きく変えるものでした」と、当時の参加者は振り返る。
自然災害や経済危機、感染症のパンデミックなど、多くの課題に直面する時代にあって、タイの同志は師の指針のままに仏法を実践し、理解と共感の輪を広げてきた。
青年部はコロナ禍以降、“10万対話運動”や“3万訪問激励運動”を展開し、後継の人材を陸続と輩出。壮年部は本年7月、目標としていた7万5000人の陣列を達成した。婦人部は少人数の集いを大切に、励ましの絆を地域に大きく広げている。
タイの“創価家族”は今、21万人以上のスクラムへと拡大。30年間で約10倍に大きく発展を遂げた。
総会の開幕を告げたのは、きらびやかな伝統衣装に身を包み、30年前と同じ“歓迎の舞”を披露した舞踊グループ「カノックタイ(黄金のタイ)」。次いで、青年部のモダンダンスグループが躍動のステージで会場を盛り上げた。
清水SGI副理事長に続き、ソムサック顧問会議議長は愛する天地を常寂光土にしていこうとあいさつ。続いて、バンノ新最高会議議長が、2030年に向けて30万の地涌の陣列拡大に臨みたいとの決意を披歴すると、会場から賛同の大拍手が沸き起こった。
シンガポールの呉錦華理事長、インドのグプタ議長、マレーシアの許錫輝理事長が祝辞を述べた。タイのウサニー婦人部長は、崩れざる人間主義の連帯を築こうと語った。
原田会長は、大飛躍を期す時にはそれを阻む魔の働きも強くなると強調。「なわて堅固なれども、蟻の穴あれば、必ず終に湛えたる水のたまらざるがごとし」(新1731・全1308)を拝読し、今こそ一人一人が油断や慢心を排して強い信心を確立する時であると力説した。そして、タイの連帯が強固であれば東洋広布は盤石であると語り、世界宗教への大飛翔を、タイから始めようと訴えた。
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