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ドイツで伝統の欧州広布会議――SGI発足50周年を開幕 38ヵ国220人が参加

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欧州訪問団 谷川SGI理事長らが出席
今秋、欧州と日本の青年がオンライン交流イベント

  

  

1975年1月26日、グアムで行われたSGI(創価学会インタナショナル)の発足式で、池田大作先生は語った。

「皆さん方は、どうか、自分自身が花を咲かせようという気持ちでなくして、全世界に妙法という平和の種を蒔いて、その尊い一生を終わってください。私もそうします」

発足50周年を迎える2025年は、SGIにとって、世界宗教への新たな扉を開く重要な年である。1月17日から19日まで(現地時間)、ドイツのフランクフルト池田平和文化会館(メルフェルデン・ヴァルドルフ市)で開かれた「欧州広布会議」には、その飛翔への誓いあふれる38カ国220人が集い合った。

2度の大戦を経験したヨーロッパ。会場となった同会館の程近くには、ナチス・ドイツの強制収容所「ヴァルドルフ分所」の遺構がある。今、世界ではウクライナを巡る危機が長期化し、核兵器に関わる緊張も急激に高まっている。

  

憎悪から友情へ、争いから調和へ、One Step for Peace!――平和への一歩を踏み出すことを誓い合った欧州38カ国の友ら(18日、フランクフルト池田平和文化会館で)

  

開講式(17日)で、プリチャード欧州共同議長、ハラップ同議長は、73年5月に行われた「ヨーロッパ会議」が設立された集いでの池田先生の「ヨーロッパの皆様こそ、二十一世紀の、いや、永遠の平和を築く先駆者である」との言葉を紹介し、「私たち欧州家族には、人類の宿命転換を成し遂げゆく使命があります」と呼びかけた。

新たに任命となった欧州青年委員会(EYC)共同委員長のサシャ・ムフさん(オーストリア)とアカリ・ナカニシさん(イギリス)が、これから2年間の欧州の活動方針を発表。「One Step for Peace(平和への一歩)」をテーマに、座談会運動を全力で推進していくことが伝えられた。

また最終日には、西方SGI青年部長から、今秋、欧州と日本をオンラインで結び、青年の交流イベントを開催することが発表された。青年部長が「世界をけん引しゆく新たな池田門下の弟子の行進を開始していきたい」と語ると、会場は大きな賛同の拍手に包まれた。

  

欧州訪問団の谷川SGI理事長が小説『新・人間革命』を通し、「弘教の実践」「異体同心の団結」などについて語った(17日、同)