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森林再生支援プロジェクト 西アフリカ・トーゴで全3期が終了

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創価学会とITTO(国際熱帯木材機関)が協働 苗木7万2554株を生産、43ヘクタールの緑が回復

  

植林地の維持管理(パガラガル村で)


創価学会と国際熱帯木材機関(ITTO)が西アフリカのトーゴ共和国で実施してきた森林再生支援プロジェクトの最終第3期が、このほど終了した。

同プロジェクトは、SDGs(持続可能な開発目標)推進と気候変動対策の一環として2021年1月にスタート。「コミュニティ森林経営のためのアフリカ女性ネットワーク(REFACOF)」と協力し、ブリッタ県パガラガル村とラック県アグエガン村で推進してきた。

主に女性を対象として、森林再生と農作物の生産を行う「アグロフォレストリー(併農林業)」と呼ばれる技術を研修。森林の管理や回復方法を学ぶとともに、植林や商品作物の生産、土地所有を可能にすることを通じて女性のエンパワーメント(内発的な力の開花)と森林再生に寄与してきた。

現地から届いたリポートによると、全3期約4年にわたって150人の女性がプロジェクトに参画。合計7万2554株の苗木を生産し43ヘクタールの森林再生等に成功したほか、トウモロコシや大豆など320キロの農作物種子を生産した。

また、こうした取り組みが評価され、政府から最優秀地域森林再生賞が授与された。

トーゴでのプロジェクトはこれで終了し、昨年から隣国ベナン共和国で同様のプロジェクトが始まっている。

  

苗床に水を与える(パガラガル村で)

  

パガラガル村の苗床で生産された植物

  

植林地で火災対策の整備(アグエガン村で)

  

ココナツオイルの製造(アグエガン村で)