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イタリア・フィレンツェの核兵器廃絶展に1万人が来場

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「核兵器のない世界のために人類の精神変革を」展の開幕式。フィレンツェ市のベッタリーニ文化評議員(右から4人目)、ICANのパーク事務局長(同5人目)ら来賓が出席した(同市内で)


イタリアの核兵器廃絶運動「センツァトミカ(核兵器はいらない)」の「核兵器のない世界のために人類の精神変革を」展が2025年1月31日、フィレンツェ市のサンタ・マリア・ノヴェッラ教会で開幕し、好評を博している(3月23日まで)。
 
同展には、これまで1万人以上が来場。核兵器を巡る世界情勢について認識を深める内容に反響が広がる。
 
イタリア創価学会は青年部を中心に、2011年から同運動を推進。運動の中心となる展示会は80を超える都市を巡回し、40万人以上が見学している。
 
会場のサンタ・マリア・ノヴェッラ教会は約800年の歴史を有する、同市で最も重要な教会の一つ。数々のルネサンスの芸術家が傑作を残した場所としても知られる。
 
多数の来賓が出席した開幕式では、イタリア創価学会のアプレア会長があいさつ。フィレンツェ市のジョヴァンニ・ベッタリーニ文化評議員は本展の開催を歓迎し、多くの市民が見学に訪れることを望んだ。
 
ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)のメリッサ・パーク事務局長は、同市が平和構築に貢献してきた史実に言及。創価学会が核兵器の危険性を広く民衆に伝えていることを紹介しつつ、広島と長崎の被爆から80年の節目となる本年に、同市で展示が行われることに重要な意義があると述べた。