2025.10.25
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台湾・創価美術館で「東京富士美術館浮世絵所蔵展」
公開日:
葛飾北斎はじめ著名な絵師の作品150点
「江戸から近代へ――東京富士美術館浮世絵所蔵展」(主催=創価美術館)が2025年3月29日、台湾・創価美術館(高雄文化会館内)で始まった(5月25日まで)。開幕式典には台湾・故宮博物院の蕭宗煌院長、高雄市の陳其邁市長、東京富士美術館(八王子市)の忍田理事長と清水館長らと共に、清水SGI(創価学会インタナショナル)副理事長ら台湾訪問団、台湾SGIの林釗理事長らが出席した。

東京富士美術館が誇る珠玉の浮世絵コレクションが海を越え、台湾へ。同展が始まった様子を多くの現地メディアが報じるなど、高い注目を集める。
 
台湾全土には美術館を併設する台湾SGIの会館が12カ所ある。その中でも最新鋭の機能を備える高雄文化会館が3年前に誕生。芸術活動の中心的な役割を果たす。
 
同会館でスタートした同展には、江戸の庶民の中で花開き、印象派などの画風にも影響を与えた浮世絵が150点並ぶ。
 
江戸時代から昭和初期にかけて活躍した16人の名だたる浮世絵師による人物画をはじめ、さまざまな角度から富士山を捉えた風景画などを展示。また、浮世絵の由来や発展の様子、制作過程なども解説する。
 
注目作品の一つは葛飾北斎の「冨嶽三十六景 凱風快晴」。背景の青空と、大胆に描かれた赤富士のコントラストが、見る人々を魅了する。
 
同展を通して、浮世絵の魅力を存分に堪能することができる。
開幕式典では、台湾SGIの林釗理事長があいさつ。東京富士美術館の清水館長は、文化の殿堂である創価美術館を舞台に、日本と台湾の友情を一層深める機会にと念願した。
 
高雄市の陳市長は、多くの子どもたちに美術教育を提供してきた台湾SGIの取り組みを称賛しながら、同展は一流の芸術に触れる貴重な経験になると述べた。
 
故宮博物院の蕭院長は、長年にわたり交流を深めてきた台湾SGIと東京富士美術館への敬意を表しつつ、今回の展示を通じて浮世絵文化を存分に楽しんでほしいと語った。

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