日中友好

長崎は、地理的に東アジアに近く日本が鎖国政策を実施していた17~19世紀の時代にも、唯一の貿易港として「人」「もの」「文化」の交流が活発に行われてきました。国と国が厳しく対立する中でも相互交流は継続され、長崎は両国の「対話」の舞台となっています。

1968年、池田大作先生が発表した「日中国交正常化提言」を原点に、 長崎創価学会では中国と友誼の絆を結んできました。

駐長崎総領事館との交流

中国駐長崎総領事館で開催された「観桜会」にて(2016年)

長崎総領事館は、大阪・札幌の駐日総領事館に次ぐ3番目として福岡と同時に開設されました。ひとつの県をひとつの総領事館が担うのは異例であり、そのことからも中国政府が長崎を特別な都市として認識していることがうかがえます。

長崎創価学会では1985年の駐長崎総領事館の開設以来、歴代の総領事との交流を継続。青年をはじめ世代を越えた人間交流で、日中友好を担う人材を育てています。

講演会

長崎平和会館で中国駐長崎総領事館の張大興総領事が長崎平和学講座(2022年)

佐世保平和会館で歓迎をうける劉亜明総領事(当時)(2018年)

日中友好をテーマとする講演会には、2008年の滕安軍総領事(当時)以降の歴代駐長崎総領事をはじめ元外交官や大学教授など、多彩な講師を迎え開催しています。

日中国交正常化50周年を迎えた2022年には、中国駐長崎総領事館の張大興総領事が長崎平和会館で講演を行いました。

張総領事は、教育・青少年交流をはじめ、池田先生の日中友好の功績に言及。国交正常化の初心を忘れず、相互理解を促進したいと強調しました。

また、中国の古典の一節「仁に親しみ隣に善くするは、国の宝なり」を紹介しつつ、未来を担う若者を育み、中国と長崎で紡いできた友誼の絆をさらに強固にしたいと語りました。

学生交流

第3回日中青年交流会の様子(2023年)

長崎創価学会では、未来を担う青年世代の草の根の交流にも取り組んでいます。
日中平和友好条約締結40周年を迎えた2018年、長崎大学に通う中国人留学生と当会の学生部員による交流会を催しました。

この交流会は、2022年、2023年にも開催。ディスカッションや研究発表などを通して、両国の文化や風習、さらには未来の展望などについて、幅広いテーマで語り合いました。
長崎創価学会では、両国の相互理解を深め、世界平和の実現に貢献しています。
平和・文化・教育